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comDesk: communicable Desktop system

comDesk とは何か

比較的少人数(4〜20名程度)の同室内にいる人同士のアドホックな情報共有および遠隔操作に基づく共同作業を支援するためのソフトウェアです.
Java で書かれているので,基本的に動作するOSを選びません.

より詳しい説明 (インタラクション2003)

なにができるのか

起動すると,以下のようなログイン画面が現れます.とりあえず,パスワードは適当に入力してかまいません.(複数の計算機からログインするときには,ユーザ名とパスワードを一致させないとログインできません)

login

ログインすると,以下のような画面が現れます.これがコントローラ (comDesk Commander)です.参加しているホストをアイコンで表現しています.

hostlist

アイコンをクリックすると,デスクトップ画像のサムネイル(1/8)が表示されます.

thumbview

他計算機のデスクトップ画面の取得,ならびに転送

ホストアイコンをドラッグ&ドロップすると ドラッグ元のホストのデスクトップ画面がドロップ先に転送され,ウィンドウ (comDesk Window) が開きます.
転送する方向,対象は自由です.
コントローラ内のアイコンを操作すると,いろいろできます.

comDesk Window リモートデスクトップ表示
↑転送画面(comDesk Window)
サムネイル中のアイコンを使った操作(メニュー)
↑コントローラ(comDesk Commander)

転送ウィンドウの調整(移動,リサイズ,切断) および再転送

comDesk Commander には,転送されたウィンドウ(comDesk Window)がどこ に表示されているかがアイコン(ウィンドウアイコン)で表示されます.
ウィンドウアイコンを操作することで,移動,リサイズ,切断(メニュー から選ぶ),縮小率(メニューから選ぶ) に加え,これをドラッグして他のホス トアイコンにドロップすることでウィンドウの再転送が行えます.

計算機の遠隔操作

comDesk Window で行ったマウス操作とキーボード操作は,遠隔計算機に転送されます.
例えば,キーボードがついてないような計算機において文字入力を行ったり, マウスがついていない計算機の操作などに利用できます.

URLの転送

ホストアイコンに,URLを表すものをドロップすることで,そのホストでそのURLを開き,表示することができます.

現在,URLを表すものとして,

  1. Windows におけるインターネットショートカットファイル(hogehoge.URL)
  2. ネットスケープのアンカー,URLの横のアイコン
  3. インターネットエクスプローラのURLの横のアイコン
が扱えます.

これにより,複数のパソコンの画面を有効に使ってWebが閲覧できます.
リモートホストをプロジェクタに投影すると会議などで使えるかもしれません.

ファイルの転送

comDesk Window を Windows のデスクトップに見たて,ファイルをドラッグ& ドロップすると,ファイルが転送できます.

設定は簡単

普通は起動するだけです.
サブネット(ブロードキャストドメイン)内の計算機を自動的に探し,登録します.
ログイン情報はどこかのホストが保持しています.

ダウンロード

新しいバージョンと違いについてはcomDesk掲示板に公開していきます.

ライセンス

GPL準拠とします.
このプログラムを使って発生した不具合について,作者は一切の責任を取りません.
特に,Javaのセキュリティに関する設定を緩めたことで発生する不具合についても責任は負えませんので御了承下さい.

関連研究

Papers

  1. Motoki Miura, Buntarou Shizuki, Jiro Tanaka: comDesk: A Cooperative Assistance Tool Based on P2P Techniques, Proceedings of 8th International Conference on Knowledge-Based Intelligent Information and Engineering Systems (KES2004), LNAI 3214, Vol. II, pp. 883-890, October 2005. (pdf)
  2. Motoki Miura, Susumu Kunifuji: Toward Constructing Group Knowledge: A Persistent Communication Tool based on Sharing Desktop Experience, The Sino-Japan Workshop on Meta-synthesis and Creativity Support System (MCSS 2005), Beijing, July 2005.
  3. Henrry Rodriguez, Motoki Miura, Jiro Tanaka: ComDesk beyond Remote Assistance: A Survey of Desktop Image Sharing Function, Proceeding of the V AIPO conference, Interaccisn 2004, Lleida, Espana, pp. 156-163, May 2004.
  4. 三浦 元喜,志築 文太郎,田中 二郎:P2P技術を適用した画面転送・遠隔操作システムの開発,情報処理学会論文誌,Vol. 45,No. 1,pp. 289-299,2004年1月. (pdf)
  5. Motoki Miura, Buntarou Shizuki, Jiro Tanaka: A Framework for Transferring Desktop Images and Remote Operations in Multiple Computer Environments, Proceedings of 10th International Conference on Human - Computer Interaction, Vol. 2, pp. 198-202, June 2003. (pdf)
  6. 三浦 元喜,志築 文太郎,田中 二郎:画面転送・遠隔操作に基づくコミュニケーションツールの設計,インタラクション2003論文集,東京,pp. 263-270,2003年2月. (pdf)