AwarePath
概要
画面外の候補地の距離と方角を,地図の縮尺を変えずに提示する方式として,Halo [Baudisch et al. 2003] がある.Haloでは,ディスプレイの周辺に,候補地を中心とする円弧を表示することで,距離と方角をユーザに知覚させる.
しかし,Halo では距離は直線距離であるため,候補地に実際に到達するまでの歩行距離や,その道のりに関する情報はユーザに提示されない.
そこで我々は,各候補地までの最短ルートを計算し,その道のりを縮小してディスプレイ周辺に表示することで,直線距離に加えてルート距離を直感的にユーザに知覚させる手法AwarePathを提案する.
実験の結果,AwarePathは直線距離に関して従来手法と同等の効果を保持しつつ,ルート判断に有益な付加情報を提供できることが確認できた.
Halo
AwarePath
リンク
Papers
- Motoki Miura, Hiroyuki Oouchi, Susumu Kunifuji: AwarePath: Route Thumbnail for Selecting Off-Screen Destinations on Mobile Map, Proceedings of the 3rd International Conference on Knowledge, Information and Creativity Support Systems(KICSS2008), Hanoi, Vietnam, pp. 142-147, December 2008. (info)
- 三浦 元喜,大内 宏之,國藤 進:小画面地図上での画面外目的地選択におけるルートサムネイルの効果,情報処理学会論文誌(テクニカルノート),Vol. 49,No. 10,pp. 3553-3558,2008年10月. (IPSJ)
- 大内 宏之,三浦 元喜,國藤 進:モバイルナビゲーションにおける目的地候補からの選択を容易にするインタフェースの提案,情報科学技術フォーラム(FIT),愛知,2007年9月.
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